北川漁協・大分県企業局 魚の斃死に伴う、第2回合同潜水調査実施
2014年8月8日
平成26年7月30日(水)北川漁協と大分県企業局で前回(5月30日)に引き続き2回目の潜水調査を実施しました。
天気は朝から豪雨ではありましたが、濁水が発生する前に調査を終えることを希望し、実施しました。
前回と同じ6カ所を調査する予定でしたが雨の影響で濁りが出てきたため、残念ながら5カ所のみの調査となりました。
場所:本川(下赤・堀切・白石・八戸) 小川(永代橋下)
白石:豪雨で多少濁りがではじめてました。調査できた魚種は鮎・シラハエ・シマヨシノボリ・ボウズハゼ・ウグイ・テナガエビ。
堀切:鮎の群れ・カマツカ・ウグイ・シラハエ・オイカワ・ナマズ・ボウズハゼ・チチブ・シマヨシノボリ。特にウグイ・オイカワが多くいました。
八戸:鮎・ヤマトテナガ・シラハエ・ウグイ・モクズガニ。 特にシラハエ・ウグイが多い。
下赤:カマツカ・鯉・鮎・ブラックバス・ナマズ・ヤマメ・オイカワ・シラハエ。 鮎が多い。
左)婚姻色をしたオイカワ 右)カマツカ
~今回の調査で分かったこと~
・チチブやウグイ・オイカワの稚魚が前回より多くなっていた。➡多少復元出来ているのかもしれない。
・全体的にエビが少なくなっていた。➡おそらく採捕者が多いことが原因と考えられる。
・小川(永代橋下)は石の上にいる小魚が多い。
・ダム下流の泥塊やクチビルケイソウが7/22ののダム放流(最大放流量172t/s)により、フラッシングされ綺麗になっていた。
今回は雨の影響で濁りがあり、前回と条件が違う為、一概に川が復元出来ているかは言えないが、今後も年2回潜水調査を実施し、データ化して課題の発掘に役立て、より良い川つくりを目指していきたい。