北川漁協では、北川町長井の川底にウナギなど水生生物のすみかとなる「石倉」の設置作業を行い、9月28日に完成しました。
この事業は、シラスウナギの不漁をうけ、水産庁が生態系の保全や改善を図るために進めている「水産多面的機能発揮対策事業」の一環として実施しました。
川底に、この大きい石を積み上げ空間を確保しながら造っていきます。工事により持ち出された石を延岡土木事務所や北川支所農林課などのご協力により確保することができました。
幅1.2m、長さ2m、高さ50cmのフトンカゴを20個組み立て40mの長さにします。
汚れを吸着するバイオログを設置し作業を行いました。
籠を設置したあと、杭で固定します。
更に竹で固定。
固定完了。
空間を確保しながら石積みを慎重に行っていきます。
完成です!
【計測】
5mごとに計測。
【調査用石倉モニタリング】
モニタリング結果
魚種:ドンコ・イシマキガイ・カワアナゴ・ヌマチチブ・ボウズハゼ・ごくらくはぜ・ウグイ・シマヨシノボリ・ミゾレヌマエビ・ミナミテナガエビ・ヒラテテナガエビ・・モクズガニ・・・計12種
考察:石積みによってつくられた空間にはエビやハゼなど数多くの小魚をはじめ、カワアナゴやドンコなど捕食する魚も確認された。
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